🌿💧 瑞穂市 視察レポート 💧🌿

【取手地方広域下水道組合議会視察】

本日10/30(木)、瑞穂市で「下水汚泥肥料(資源化)」を視察しました。

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♻️ 汚泥肥料「瑞穂のHEROⅡ」について

アクアパーク別府水処理センターで、
処理過程で生じる脱水汚泥を“乾燥”させて肥料化しています。
肥料名は「瑞穂のHEROⅡ(肥料Ⅱ)」で、
農林水産省にも肥料登録されている正式な肥料です。
成分としては、「窒素全量 5.60%」「リン酸全量 5.02%」「カリ全量 0.24%」などを
含んでおり、園芸・農業用途に適したスペックです。
乾燥後の含水率を17.5%程度に調整しており、
脱水状態から乾燥処理を経て形にしている点もポイントです。

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🌱 利用・流通の仕組み

以前は「無料配布」していたのですが、2022年10月1日から有料化され、
「15kg/袋あたり100円(税込)」で販売されています。
購入場所は中央エコセンターなど。
購入量や在庫状況により制限がある場合があります。
ただし、公的機関・教育機関・団体の場合は無償譲渡の制度を設けており、
一定の条件下で無料利用できるケースもあるようです。

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🧪 導入のねらい・課題

汚泥をただ“廃棄物”とするのではなく、「地域の肥料資源」として再利用することで、
廃棄コスト削減+環境負荷低減を目指しています。
また、農業者・市民・団体などと連携し、
“循環型まちづくり”“上水・生活排水→農地への還元”という構図を描いている点も注目。
一方で、視察資料等では
「袋が雨などで濡れた状態で数日経過すると臭気が発生する」
「利用時期に偏りがある」
「農業者等の継続的利用確保が必要」
といった課題も挙げられていました。
加えて、当初は無料だったものを有料化した背景には、
「継続性・管理コスト・需要確保」への対応という意図もあるようです。

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