茨城県市議会議長会 行政視察レポート

茨城県市議会議長会
行政視察レポート|宇都宮市・ライトキューブ宇都宮視察記 

 

📍 訪問期間:7/7(月)〜8(火)
📍 訪問先:栃木県 宇都宮市

 
1日目:子育て支援策に関する研修

宇都宮市が推進する「第2次 宮っこ 子育ち・子育て応援プラン」は、
令和11年度までを視野に入れた継続的な施策で、全市を挙げて
「子育て・教育の未来都市」を目指すものです。
👶 医療費助成の18歳まで拡大や、アプリによる検診予約、
ベビータクシー・子育てタクシー導入など、妊娠期から就学までの切れ目ない支援が充実。
🏆 2023年の「共働き子育てしやすい街ランキング」では、
全国総合2位、共働き支援部門で1位という評価も得ています。

 
2日目:MICE拠点「ライトキューブ宇都宮」視察

JR宇都宮駅東口直結のコンベンション施設で、
大ホール(2,000席)を含む全17室を完備し、
学会やコンサート、展示会など多様な規模の催しに対応しています。
アクセスの良さと柔軟な設計が魅力です。

 
🎯 開催支援金の活用

宇都宮市では、国内コンベンションに対し最大300万円、
国際コンベンションには最大500万円の開催支援補助金を交付しています。
また、会場運営や参加者おもてなし、地元特産品提供などのサポート体制も充実しています。

 
💹 経済効果の波及

市によると、ライトキューブ宇都宮やLRT関連事業は、
経済波及効果がおよそ900億円と試算されています。

2023年は施設とLRTの稼働によって観光客数が約1,271万人に達し、
市内消費額は1,030億円規模と増加傾向です。

特にMICE参加者の宿泊や飲食、交通利用が地域経済を刺激し、
リピート観光や投資にも好影響を与えています。

 
🏁 視察を終えて

開催支援制度により、誘致・開催のハードルが下がり、
自治体としての資源活用が進んでいます。

経済効果は単なる集客にとどまらず、交通整備・観光・産業投資にも広がっており、
持続可能なまちづくりを促進する循環構造が築かれています。

今後、茨城県でもこうした施策を参考に、支援制度の拡充とインフラ整備を進め、
自治体間の連携による経済振興に努めてまいります。

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