「旭川市下水処理センター」を視察しました。

10/22(水)、取手地方広域下水道組合にて、
北海道旭川市の「旭川市下水処理センター」を視察しました。

旭川市下水処理センターの堆肥化事業は、
下水処理の過程で発生する汚泥を資源として再利用する取り組みです。
下水処理の過程で分離された汚泥は、
適切な処理を施すことで堆肥(肥料)として利用可能になります。
具体的なプロセスは以下の通りです。

1. 汚泥の回収:下水処理の過程で発生する汚泥を回収します。

2. 脱水・乾燥:汚泥はそのままでは水分が多いため、脱水や乾燥を行い、水分量を減らします。

3. 堆肥化処理:脱水・乾燥した汚泥に、好気性微生物の活動を利用して発酵を促進させることで堆肥化します。この過程で、有機物が分解され、肥料として使えるような成分が残ります。

4. 熟成・品質管理:堆肥化された製品は一定期間熟成させた後、品質検査を行い、安全性と品質を確認します。

5. 製品化・配布:最終製品は農業用の堆肥として地元の農家などに提供され、循環型社会の構築に貢献します。

この取り組みは、廃棄物を減らし、資源の有効利用を図るだけでなく、
持続可能な農業の支援にもつながります。
また、旭川市は環境負荷の低減を目指し、地域の環境保護にも寄与しています。

This entry was posted in Blog. Bookmark the permalink.