元請け・下請け・消費者のいずれかに負担が及ぶ、
言わばトランプで言うジョーカーゲームです。
① 元請けで人材不足の業界は、インボイス未登録業者でも取引を続けざるを得ず→
仕入税額控除の対象外→負担増。
② 立場の弱い免税下請け業者は、取引継続の為にやむ無く課税業者へ→
消費税納税→負担増。
③ ①、②の解決法として価格転嫁→消費者の負担増。
商品やサービス価格の一部を構成する消費税は、源泉所得税のように、
預り金の性質を持たず、益税でないことから、導入根拠を失っています。
インボイス制度の税収は2,480億円/年を見込んでいます。
賃金統計を利用した試算では、対応に係るコストは全国で3,400億円/月。
政府は増税と同時に、企業にとって生産性の無い仕事を増やしてしまいました。